●No.027 『こだわり続けた男』   
皆さんあけましておめでとうございます。
今年皆様にとって実りのある一年になりますように心から
お祈り申し上げます。

またOur Earthも今年も頑張って参りますので暖
かく見守ってくださいませ。

さて、今年初のOur Earthのメールマガジンは、
格好良い男を紹介します。

ずばり、環境にこだわり続け経営不振にあっても「健康な
体ときれいな水を守る」との新年を貫き通し、『シャボン
玉石けん』のみを売り続けた人です。
シャボン玉石けんは無添加石けんの代名詞として、全国に
浸透していますね。

電気洗濯機が普及し、合成洗剤が飛ぶように売れていた
1974年、売り上げ9割を占めていた合成洗剤と事実上
決別(敵対)する事になりました。

「関係する書物を読めば読むほど、合成洗剤は人体にも環
境にもよくないという思いが強まった」と本人は振り返っ
ています。

1975年に発売したシャボン玉粉石けんは、当時の環境
意識の高まりを味方につけました。
新聞に連載中の有吉佐和子さんの小説「複合汚染」がブー
ムになったことも追い風になりました。
そしてこの時、ちょっとした“仕掛け”を試みたのです。
新聞社に掛け合い、有吉さんの小説の隣に広告を打ったの
です。効果は絶大でした。翌日から注文の電話がなり続け
ました。

ですが、合成洗剤からの脱却という大胆な方針転換は長く
経営を苦しめ、黒字軌道に乗ったのは1992年からです。

苦難の時期も「環境や体にいいものは必ず売れる」と説き
続けたのです。

この“格好良い男”は森田光徳(もりた みつのり)さん。
2007年9月17日死去、76才でした。


いかがでしたでしょうか?

新年一発目は明るくなるようなニュースをお伝えしました。



以上、石元でした。

2008年1月8日(火)
今後ともOur Earthをよろしくお願いいたします。








2008/01/08発刊